美白ナビ TOP → 美白の基礎知識 美白とは
美白とは
美白とは、色素沈着が少なく、より白い肌を目指す美容上の価値観、あるいはそのような状態の肌のこと言います。一般的に顔の肌について、美白といわれています。
人間の皮膚は、人種によってその色合いが異なりますが、これは皮膚中に存在するメラニン色素量が違うからです。肌の色には、皮膚下に存在する毛細血管中を流れる血液の色、すなわち赤血球(ヘモグロビン)の色が影響しているからです。このため、生物として生活している限りは、純白であることは困難ですが、美白とはできるだけ色白の肌に近づくことを目指す際に用いられます。
日本では、肌が白く、くすみやしみが無い状態を好む価値観は古くから存在していました。「色の白いは七難隠す(色白の女性は、少しぐらい醜い点があっても、目立たない。)」ということわざがあり、「うぐいすのフン」が色白になる洗顔料として利用されていました。「うぐいすのフン」には豊富にリゾチームという加水分解酵素が含まれており、顔面に塗布する事で角質層が柔らかくなり、小皺が緩和されたり、肌のキメが細かくなる・肌のくすみが取れて色白になる事から、古くから美顔洗顔料やにきび治療薬として人気がありました。
「美白」という言葉は1990年代後半に美容研究家・料理研究家である鈴木その子が提唱し、流行した背景がありますが、実際にはそれ以前から、しみ・そばかす等のメラニンによる肌トラブルに対するスキンケアを指す言葉として使われています。